昨日の記事で、こう書きました。
シナリオA|合意が成立する(市場の本命)——停戦合意が成立すれば、原油価格が急落し、株が急騰、ビットコインも上昇する流れになります
今朝、おおむね想定した方向で動きました。
米国とイランが、ホルムズ海峡の再開を条件とする2週間の暫定停戦に合意。
ビットコインは一時72,000ドル(約1,130万円)を突破、アジア株を中心にリスク資産が大きく買い戻され、米株も持ち直しました。
何が起きたのか
昨日まで合意か攻撃かで世界が揺れていた状況が、一夜明けて大きく動きました。
昨日の流れをおさらいしながら、今日の動きを整理します。
2週間の停戦が成立した
トランプ大統領とイランが、2週間の停戦に合意しました。
「文明を滅ぼす」とまで言い切っていたトランプが、一転して合意に応じた形です。
停戦期間中に本格的な交渉が行われる見通しで、まずは戦争の時計がいったん止まりました。
市場の反応はシナリオA通り
昨日の記事で示した3つのシナリオのうち、市場の本命だったシナリオAが現実になりました。
- ビットコイン:約69,000ドル → 72,000ドル超に急騰
- 米国株先物:大幅上昇
- 原油価格:下落方向へ
大口投資家が事前に仕込んでいたポジションが報われた形です。

市場はニュースの前から動いていた
停戦合意のニュースが出る前から、すでに複数の取引所でビットコインの大量流入が確認されていました。
大口投資家が次の展開を意識して動いていた可能性があります。
内幕を完璧に読み切ることは難しいですが、事前にいくつかのシナリオを考えておくことが、こうした動きへの備えにつながるのではないでしょうか。
今回の相場は、その準備の大切さを改めて感じさせてくれました。
2週間後、また同じ状況が来る
停戦は2週間です。
交渉がまとまらなければ、また同じ緊張が戻ってきます。
次のシナリオを今から考えておく
2週間後に向けて、現時点での3つのシナリオ。
シナリオA|交渉がまとまる(恒久的な停戦・和平合意)
地政学リスクがさらに後退し、リスク資産全体に買いが入りやすい環境になります。
ビットコインがさらに上を目指す展開も考えられ、株式市場にとっても強い追い風です。
シナリオB|交渉決裂・再び緊張
停戦前の状況が戻ってきます。
原油価格の再上昇、株の下落、そしてビットコインもリスクオフの動きに引っ張られる可能性が。
今回の上昇分を一気に吐き出す展開も想定しておく必要があります。
シナリオC|停戦延長(交渉継続)
決着はまだ先という状態が続きます。
大きなサプライズがない分、相場は方向感を欠いた横ばいになりやすい。
ただし、次の材料待ちとして資金が滞留しやすく、極端な下落にはなりにくいとも言えます。
前回と同じように、事前にシナリオを持っておくことが大切です。
今回の動きが教えてくれたこと
世界情勢と仮想通貨は、確かにつながっています。
ビットコインはよくデジタルゴールドと呼ばれますが、今回の動きはむしろリスク資産としての側面が強く出ました。
地政学リスクが和らぐと買われ、緊張が高まると売られる——株式市場と似た動きです。
相場は毎回違う顔を見せますが、動く理由には必ずロジックがあります。
そのロジックを一つひとつ積み上げていくことが、長く市場と向き合うための土台になります。
まとめ
今回は、停戦合意とともに相場が大きく動きました。
市場の本命シナリオ通りにビットコインは上昇し、一時72,000ドルを突破。
世界情勢と仮想通貨はつながっている、ということを肌で感じた方も多かったのではないでしょうか。
ただ、停戦はまだ2週間です。
次の展開に備えて、3つのシナリオを頭に入れながらニュースと相場をセットで観察してみてください。
それだけで、見方がぐっと変わってきます。
